情報通信ネットワーク産業協会（CIAJ）は12月25日、国内外の通信機器需要をまとめた中期予測（2025～2030年度）を公表しました。2025年度の需要総額は4兆6,938億円で前年度比1.5％増、内訳は国内4兆4,205億円（同1.6％増）、輸出2,733億円（同0.2％減）です。
需要を押し上げるのは、テレワークや動画配信、生成AI普及に伴う通信トラフィック増加と5Gサービス拡大です。2025年度はモバイル通信端末が3兆2,513億円（同2.0％増）、基地局通信装置が2,250億円（同7.2％増）と伸びる一方、PBXなどビジネス関連は4,312億円（同2.5％減）と縮小が見込まれます。
2030年度の需要総額は5兆1,307億円（2024年度比10.9％増、CAGR1.7％）で、国内は増える一方、輸出は2,630億円（同4.0％減、CAGR▲0.7％）と弱含みの想定です。基地局は2028～2029年度に投資一巡後、6G投資で再増加する見立てで、光ファイバー網や海底ケーブルなど基盤投資の重要性が増しそうです。
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source: PR TIMES